「投資に興味はあるけれど、何から始めたらいいか分からない。」そんなアナタにおすすめな、初心者向け投資術についてご紹介します。初心者さんに大切なのは、リスクを取りすぎないことです。皆さんの中には「老後が不安で」とか、「貯金だけでは心もとない」という動機で興味を持たれた方も多いでしょう。将来のための資産形成が目的なのに大きく損をしては本末転倒です。安心して資産を形成する方法を見ていきましょう。
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投資のはじめの一歩、初心者向けの投資術
投資の王道、株の不安点
例えば、投資の王道の一つに、株があります。日経平均株価などの株についてのニュースは、テレビなどでも日々流れますね。しかし、初心者さんには「いつ買えばいいか分からない」「買ったら突然下がるのではないか」など、購入のタイミングについて不安が大きいのではないでしょうか。株価が急落すればニュースになります。これまで投資に縁がなかった場合は、悪いニュースの方が記憶に残っているかもしれません。株を買ってからも、株価が下がるのではないかと不安になりそうですね。では、何かいい方法がないのか…と言えば、方法はあります。
初心者さんには、積立投資がおすすめ
それは「積立投資」と言って、月に一度、決められた日に一定額を買い入れるという方法です。この方法ならば、価格が下がった場合は多くを買付け、価格が上がれば少なく買付けることになります。このような買付けを行うと、結果として平均取得価格を下げることができます。これを「ドルコスト平均法」と言って、積立投資の強みの一つとされています。配当金も受け取りながら、将来的な株価の上昇が見込めるのであれば、心理的な不安は小さくなります。株は日々値段が変動するものですから、精神的な負担がないのは重要ですね。実はこの積立投資については、国も音頭を取って応援しています。それが「つみたてNISA(積立NISA)」です。
つみたてNISA(積立NISA)は国が用意した積み立て投資の手段
つみたてNISAは、先述の積み立て投資のために国が用意した制度です。20歳以上なら口座を開設することができ、積立額は年間40万円まで、20年間の運用益が非課税です。メリットには「投資から得られた利益が非課税」ということに加え「投資対象は金融庁の定めた基準をクリアしたもの」が挙げられます。つまり、つみたてNISAを利用すれば、金融庁が長期投資向きであるとお墨付きを与えた商品に、非課税で長期の積み立て投資ができるということになります。つみたてNISAの投資対象のラインナップは、投資信託・ETFという形で、株式だけでなく不動産、債券など幅広く投資することができます。債券とは国債や地方債、社債などのことで、株式に比較して安全性が低く確実な資産と言われます。株式に不動産や債券を組み合わせた商品(投資信託)であれば、より価格変動をマイルドにできるなどの戦略を取れるでしょう。なお、すでに積み立てた資産についても、運用期間の途中で引き出すことができます。
(まとめ)つみたてNISAによる積立投資は精神的負担が少なく初心者におススメ
投資の初心者さんには、何よりもリスクを取りすぎないことが重要です。繰り返しになりますが、資産を形成するはずが損をしてしまったり、安心するはずが不安で疲れてしまっては意味がありません。つみたてNISAによる積立投資なら、投資対象の価格の上下にも対応できますし、配当金も含めて非課税ですから、ゆっくりと資産を大きくしていけます。国のプロジェクトである、つみたてNISAを利用して、賢く資産形成していきましょう。